【本音】市役所の仕事はきつい?辛い部署はどこ?ブラック部署ランキングTOP5

市役所を辞めたい人へ

市役所って、ラクだし残業無いし、ホワイトなんでしょ?

そんな声をよく聞きますが、全然そんなことありません。

定時帰り、有休取りまくり、なんてのは想像の世界です。

市役所は、ブラックな部署もかなり多いということをご存知ですか?

本記事では、市役所で辛いと感じる部署をランキング形式でご紹介します。

これから市役所で働きたいと考えている方はもちろん、現職員の方々にも共感していただけると嬉しいです。

11年間市役所で働いてきた私の経験と、職員からの聞き取りによりランキング化したものになります。

今現に市役所の仕事が辛いと感じている方。

こちらの記事もきっと参考になりますので、よかったらお読みください。


1位:生活保護・福祉課

業務内容

・生活保護の申請・認定・ケースワーク
・障がい者の福祉制度に関する相談対応

辛いポイント

・クレームや感情的な相談対応が多く、精神的に消耗する
・精神疾患など繊細な内容のものが多く、判断が難しい

人の人生にガッツリ関わる仕事なので、とりあえず責任が重いです。

感情移入してしまう方、業務だと割り切れる方でなければ本当に辛いと思います。

生活に困窮し、切羽詰まっている方を相手にしますので、精神的に参ってしまう場面も多いです。

ここの部署でメンタルがやられてしまい、

病休に入る職員もたくさん見てきました。

クレーム対応が辛いと感じている方、私なりの耐える方法を書いています。

よかったらこちらもどうぞ。

2位:財政課

業務内容

・市全体の予算を調整・編成する。
・年間の収支を取りまとめ、議会に報告するための資料を作成する。

辛いポイント

・各課の予算調整をしなければならず、嫌な役回りになってしまう
・タイトなスケジュールで調整しなければならないため、休日出勤も多い

私も経験しましたが、業務量が本当に多く残業がとても多かったです。

当初予算や決算時期などは本当に激務で、休日出勤、日付を跨ぐまで残業をするなんてこともよくありました。

各課に予算の調整をお願いする立場になるので、嫌われ役になる必要があります

市民からのクレームも辛いですが、身内からのクレームは違った意味できつかったです。

内容的にも、業務量的にも、バランスよくブラックだなと感じます・・・。

3位:収税課

業務内容

・市民税、介護保険料などの滞納者の取り立て、差し押さえ

辛いポイント

・相手が全員滞納者という時点で、大半の人に文句を言われる
・罵声を浴びせられることが日常茶飯事

「なんでこんなに税金払わないのいけないの?「介護保険料なんて払ってどうするの?」などと、

この部署がダントツで文句を言われることが多いです。

また、実績が数字として現れる(徴収率)ので、ノルマに追われている感覚もあるという点も辛いです。

一人一人の滞納者に担当職員が付くため、厄介な人の担当になると本当に毎日が憂鬱だと思います。

4位:保育・子育て支援

業務内容

・保育所・認定こども園の入所受付・選考業務
・保育施設の指導監査、運営支援

辛いポイント

・入所選考の結果に納得がいかない保護者からのクレーム
・新年度の入所決定、園との調整での業務量がかなり多い

希望する保育園に入れない、ということは、どこの自治体でも多々あります。

子どものこととなると、感情的になってしまう方も多いので、根気強く説明するのに神経がすり減ります。

保育園や保護者からの要望を受ける窓口でもありますので、板挟みになることも多いです。

5位:介護保険課

業務内容

・介護保険料の徴収
・保険給付の適正審査
・介護認定の申請、審査

辛いポイント

・介護保険制度に納得がいかない人たちからのクレーム
・制度が複雑で、3年に1度の見直しがあり、ついていくのに必死

介護保険制度は国の制度なので、市が制度の内容についてどうこうできるわけではないんです。

ですが、窓口は市役所なので、クレームは市役所に言いに来られます

毎年夏頃、保険料の支払通知を送った直後がクレームの嵐で、その時期が特に憂鬱でした・・・。

また、制度の見直しが頻繁にあるので、そのたびに業務を見直す必要があることも大変でした。

6位:学校教育課

業務内容

・学校と保護者間のトラブル対応
・学校の施設整備・改修

辛いポイント

・学校からの依頼が突発的&多い
・学校・保護者・議員・地域住民などとの調整業務が多く、板挟みになりやすい


子ども・保育関係と同様、感情を伴いやすい分野なのでトラブルが大きくなりやすいです。

何かあればすぐに教育委員会を巻き込もうとします・・・

いじめ問題などはニュースにも取り上げられますし、慎重に対応しなければならないことが、精神的にもきついです。

また、議会での質問も多いので、その対応に手を取られることも多いです。

番外編:意外とホワイトな部署

市役所には、ホワイトと思われる部署もいくつか存在していました。

(私の所管ではブラックな部署の方が圧倒的に多いですが・・・)

代表的な部署をいくつかご紹介します。

監査事務課

市の業務が適正に行われているか、監査委員のサポートとして、ひたすら資料のチェックなどをします。

つらいと感じる市民とのやり取りもほぼ無く、もくもくとチェックする業務です。

市民対応に疲れていた私は、「ここに異動できたらなあ・・・」と常々思っていました。

議会事務局

こちらの部署も、議員とのやりとりが主で、市民とのやり取りはほとんどありません。

議員相手なので神経を使う業務ではありますが、向いている人にはかなり天国です。

議会開催中は忙しいですが、残業する時期の見立ても立てやすいです。

まとめ│市役所はブラックな部署は多い

市役所の業務は、大半の部署で市民とのやり取りがあります

そして、クレーム対応が多いので、市役所の業務がつらいと感じる大きな原因となっているのではないでしょうか。

また、調整役という立ち位置になることも多いので、板挟みになることもストレスとして大きいです。

”誰に何を言われても何とも思わない”という鋼メンタルの持ち主には、市役所の業務はかなり向いているでしょう。

私もクレーム対応が辛くて、ずっと辞めたいと感じていた1人です。

同じように市役所の仕事が辛くて限界、という方はたくさんいらっしゃると思います。

我慢せずに、他の働き方や、休むことにも目を向けてみてもいいと思います。

辛いと思っているのは、あなただけではありません。

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