【本音】市役所できつい/辛い部署はどこ?リアル体験ランキングTOP5

市役所って、ラクだし残業無いし、ホワイトなんでしょ?

そんな声をよく聞きますが、全然そんなことありません。

市役所は、部署によって業務の大変さが異なることをご存知ですか?

本記事では、10年間市役所で働いた実際の体験をもとに、特に辛いと感じた部署をランキング形式でご紹介します。
これから市役所で働く方や、異動を控えている方の参考になれば幸いです。

1位:生活保護・福祉系

業務内容

・生活保護の申請・認定・ケースワーク
・高齢者・障がい者の福祉制度案内と相談対応

辛かった点

クレームや感情的な相談対応が多く、精神的に消耗する
・訪問業務などに時間がとられ、残業になることが多い
・精神疾患や虐待案件など、判断が難しい

人の人生にガッツリ関わる仕事なので、責任が重いです。

感情移入してしまう方、業務だと割り切れる方以外にとっては本当に辛いです。

また、訪問の際に包丁を出された人は、何人か知っています・・・

2位:収税系

業務内容

・市民税、介護保険料などの滞納者の取り立て、差し押さえ

辛かった点

相手が全員滞納者という時点で、様々な人がいる
罵声を浴びせられることが日常茶飯事

この部署がダントツで文句を言われることが多かったです。

また、実績が数字として現れる(徴収率)ので、ノルマに追われている感覚もあり辛いと感じていました。

3位:保育・子育て支援

業務内容

・保育所・認定こども園の入所受付・選考業務
・保育施設の指導監査、運営支援
・子育てに関する相談対応(保護者・施設双方)

辛かった点

・入所選考の結果に納得がいかない保護者からのクレーム
・新年度の入所決定、園との調整で残業続き

希望する保育園に入れない、ということは、どこの自治体でも多々あります。

子どものこととなると、感情的になりやすい方も多いので、根気強く説明するのに神経がすり減っていました。

4位:介護保険

業務内容

・介護保険料の徴収
・保険給付の適正審査
・介護認定の申請、審査

辛かった点

・介護保険制度に納得がいかない人たちからのクレーム
制度が複雑、3年に1度の見直しがありついていくのに必死

介護保険制度は国の制度なので、市がどうこうできるわけではないんですよね。

ですが、窓口は市役所なので、クレームは市役所に来ます

毎年夏頃、保険料の支払通知を送った直後がクレームの嵐で、その時期が特に憂鬱でした。

5位:教育系

業務内容

・学校と保護者間のトラブル対応
・学校の施設整備・改修

辛かった点

・学校からの依頼が突発的&多い
・学校・保護者・議員・地域住民などとの調整業務が多く、板挟みになりやすい


子ども・保育関係と同様、感情を伴いやすい分野なのでトラブルが大きくなりやすいです。

いじめ問題などはニュースにも取り上げられますし、慎重に対応しなければならないことが、精神的にもきつかったです。

番外編:意外とラクな部署

監査事務

市の業務が適正に行われているか、監査委員のサポートとして、ひたすら資料のチェックなどをします。

つらいと感じる市民とのやり取りもほぼ無く、もくもくとチェックする業務です。

私もここに異動できたらなあ・・・と常々思っていました。

議会事務局

こちらの部署も、議員とのやりとりが主で、市民とのやり取りはほとんどありません。

議員相手なので神経を使う業務ではありますが、向いている人にはかなり天国です。

議会開催中は忙しいですが、残業する時期の見立ても立てやすいです。

まとめ│辛いと感じる部署は多い

市役所の業務は、大半の部署で市民とのやり取りがあります。

そして、クレーム対応が多いので、市役所の業務がつらいと感じる大きな原因となっているのではないでしょうか。

”誰に何を言われても何とも思わない”という鋼メンタルの持ち主には、市役所の業務はかなり向いていると思います。

私もクレーム対応が辛くて、ずっと辞めたいと感じていました。

辛くて限界、という方はたくさんいらっしゃると思います。

我慢せずに、他の働き方や、休むことにも目を向けてみてもいいと思います。

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