「またGWが終わる。また仕事か……。」
こう感じているのはあなただけではありません。
GW明けに憂鬱になるのは当たり前、と思っているかもしれません。
でも私は、その「当たり前」を11年間ひたすら我慢し続けた結果、ある朝突然、布団から起き上がれなくなりました。
この記事では、
- GW明けの憂鬱が「5月病」かどうかを確認する方法
- 公務員が特に5月病になりやすい理由
- 私が適応障害と診断されるまでの経緯
- GW明けの今、まずできること
を、元市役所職員11年間の経験をもとにお伝えします。
GW明けに仕事が嫌になるのは、あなたのせいじゃない
GW明けに憂鬱を感じるのは「心が弱い」からではありません。
それは体と心が発している小さなサインです。
5月病ってそもそも何?
医学的な正式名称ではありませんが、GW明けに気力や体力が落ちた状態を「5月病」と呼びます。
新しい環境に適応するためのストレスが蓄積し、長い連休で張り詰めていた緊張が緩んだときに症状が出やすくなります。
ひどくなると、医師に「適応障害」や「うつ病」と診断されることもあります。
私自身も、最終的には適応障害の診断を受けました。
公務員が特に5月病になりやすい理由
私は市役所で11年間働いてきた経験から、一つ気づいていることがあります。
季節の変わり目って、クレームが一気に増えるんです。
市役所職員なら共感していただけると思いますが、5月は市民の皆さんも季節の変わり目で情緒が不安定になりやすい時期です。
職員自身が5月病になるように、窓口に来る方の中にも気持ちが荒れている方が増えます。
その結果クレームや難しい対応が増え、職員はさらに消耗する——という悪循環が生まれます。

連休明けはただでさえ窓口や電話対応が多くなるのに、クレームも多く、毎年決まって憂鬱でした。
「これって5月病?」セルフチェックリスト
以下の項目に、いくつ当てはまるか確認してみてください。
⚠️ こんな症状が出ていたら注意
- 朝、布団から出るのがいつもより辛い
- 仕事のことを考えると気持ちが沈む
- やる気が出ない、何をするのも億劫
- 職場の人と話したくない・関わりたくない
- 食欲がない、または逆に食べすぎてしまう
- 眠れない、または朝起きられない
- 「辞めたい」「逃げたい」という気持ちが頭をよぎる
3つ以上当てはまったら、軽く考えないで
3つ以上当てはまっている方は、体と心が「もう限界に近づいているよ」と教えてくれているサインかもしれません。
2週間以上続いている場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。
GW後がさらに辛い理由——祝日がしばらく無いことと梅雨という追い打ち
「GW明けだからしばらくすれば慣れるはず」と思っている方に、少し知っておいてほしいことがあります。
GWが終わると、次の祝日は7月の海の日まで、約2ヶ月間祝日がゼロの時期が続きます。
6月はまるごと平日の連続です。
さらに追い打ちをかけるのが、梅雨です。
雨が続く日々は、気分の落ち込みをさらに加速させます。
「5月病だから仕方ない」と我慢しているうちに、梅雨で症状が悪化するパターンはとても多いです。
【私の体験談】11年間、毎年5月病を「当たり前」だと思っていた
正直に言うと、私は市役所で働いていた11年間、毎年のように5月病の症状がありました。
でもずっと、「これは当たり前のことだ」と思っていました。

GW明けに仕事が嫌だと感じるのは「仕方ない」「誰でもそうだ」と思い込んでいました。
公務員なんてそういうもんだ、と。ひたすら我慢することしか考えていませんでした。
でも、その「当たり前」がある日突然終わりを告げました。
ある朝、突然布団から起き上がれなくなったのです。
頭ではわかっています。今日も仕事がある、行かなければいけない。
でも体が全く動かない。涙だけが勝手に溢れてくる。
それでも最初は休もうとしませんでした。
「周りに迷惑をかける」「こんなことで休むなんて社会人としてどうなのか」「弱いと思われる」……
そんな考えがぐるぐる回って、休む選択肢が頭に浮かびませんでした。

最終的に適応障害と診断されて、病気休暇を取ることになりました。
正直、ここまで放置してから休養するのは少し遅かったかもしれない、と今でも思っています。
風邪をひいたら内科を受診するように、心が病んだときも、病院を受診してしっかり休む必要があります。
仕事によって自分の人生を犠牲にするのはおかしいことだと、休んでみて初めて気づきました。
退職した今、5月病とは無縁の生活
市役所を辞めてフリーランスになった今、GW明けに憂鬱になることが一切なくなりました。
自分の求めていた人生ってこういうものだったんだな、と思います。
連休明けや週末、「仕事に行きたくない」が当たり前だと思っていましたが、
「それを変えたい」と思って行動することができました。

あの毎年繰り返していた憂鬱は、職場のストレスが原因だったんだと改めて実感しました。
もっと早く気づいていたら、もっと早く動いていたら——と思うことがあります。
仕事が辛いなら、今すぐ「逃げ道」を作ってほしい
「辞めたい」と思っているけれど、すぐに決断できない。
そういう方に、私がおすすめしたいことがあります。
辞める決断より先に、「逃げ道を作る準備」だけ始めてみてください。
実際に辞めることがすぐにできなくても、準備を少しでも進めることで「いつでも逃げられる」という感覚が生まれます。
転職サイトを眺めるだけでもいい。資格の勉強を始めるだけでもいい。
それだけで、今の仕事に対する気持ちが少し楽になることがあります。
今日からできる3つのこと
- 転職エージェントに登録だけしてみる(相談するかどうかは後で決めていい)
- 資格の勉強を始めてみる(何か身につけているという安心感が生まれる)
- 転職サイトを眺めるだけ、でもいい(市役所以外の世界を知るだけで視野が広がる)
転職エージェントへの登録は無料です。
私も利用していたリクルートエージェントは業界最大手で、まず相談してみるのだけでも心が軽くなります。
フリーランスとしての働き方に興味がある方には、オンラインスクールで学ぶという選択肢もあります。
業界最安級、実績・口コミ多数!仕事に繋がるWebスキルを身につけるなら『デイトラ』それでもしんどいなら、休むことを選んでいい
「転職も資格もまだ考えられない、とにかく今がしんどい」という方へ。
風邪をひいたら内科を受診するのと同じように、心が疲れたら休んでいいんです。
それは弱さではなく、自分の体を守るために必要な行動です。
公務員には病気休暇という制度があります。
医師の診断書があれば、一定期間、給与をもらいながら休むことができます。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
→ 公務員の病気休暇の取り方|診断書・給与・手続きを元職員が解説

仕事によって自分の人生を犠牲にするのはおかしいことだと、休んでみて初めて気づきました。
今しんどいと感じているなら、どうか我慢しないでほしいです。
まとめ|GW明けの憂鬱を「当たり前」にしないで
- 5月病は「心の弱さ」ではなく、体が発しているSOSサイン
- GW後は6月が祝日ゼロ+梅雨が追い打ち。甘く見ないで
- 我慢し続けた先に待っているのは適応障害や出勤困難かもしれない
- 今日できることは「逃げ道を作る準備」だけで十分
- それでもしんどければ、休む選択肢を真剣に考えてほしい
私は11年間我慢し続けて、最終的に布団から起き上がれなくなりました。
あのとき、もっと早く自分の体のサインに気づいていたら——と今でも思います。
でも今は、後悔よりも「気づけてよかった」という気持ちの方が大きいです。
市役所を辞めてフリーランスになった今は、毎日楽しいと感じています。
この記事を読んでいるあなたが、自分の体と心を大切にする選択ができるよう、心から応援しています。




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